楽天の求人に最近注目が集まっています。最近の就職戦線の様子はというと、企業利益は好況といわれつつも国内消費の落ち込みから、新卒者にはつらい時期となっています。とくに製造業では工場の海外移転などにより国内での求人数は落ち込むとともに、人件費を固定費から流動経費に移行させ、派遣社員・パートなどの採用がメインとなっています。他の業種でもこれまで社員が行ってきた業務をアルバイト・パートなどに行わせたり、逆にアルバイト・パートと変わらない給料で管理職としての職務を行わせる、いわゆる”名ばかり管理職”も問題となっています。こうした中で、インターネットを利用して事業を行うIT関連企業は安定した正社員雇用を行っています。これは専門性の高い業務であるのももちろんですが、業界の入れ替わりが激しく中堅社員が育ちにくい環境であることも挙げられるでしょう。なによりポータルサイトを持っているインターネット大手の企業なら、安定した利益を売ることも可能です。
インターネト大手の楽天は2000年にジャスダックに上場した企業で、上場以来多数の企業を買収して事業を拡大してきました。場集してきた企業としては、一時期検索エンジン大手でグーグルと人気を二分していたインフォシーク等が有名です。現在では証券・クレジット・プロスポーツなど多角的に事業を行っていますが、現在でもインターネット産業はグループの中核をになっており、楽天市場も年々規模を拡大しつつあります。
楽天の求人もさぞ多角的なのかと思いきや、現在募集している職種はサイトの構築・運用に携わるエンジニア職と、楽天市場のネット店舗運営に関するコンサルタントのみです。楽天の求人では中核社員のみを雇用し、あとはアウトソーシングでまかなうという戦略なのかもしれません。楽天の求人のうち、エンジニア職は”デザインエンジニア(コーダー)”と呼ばれています。コーダーというと、一般的には単にプログラムを打ち込み、設計などは一切行わない人という気がしますが、楽天の求人ではコンテンツのデザインから設計・プログラミング・フォローアップまで製作全般を行う立派なエンジニア職となっています。楽天ではウェブ基盤の内製化を進めたいようで、他の企業がアウトソーシングを行う部門をあえて社内で行おうととしているようです。これも企業風土に根ざした結果なのかもしれません。
楽天の求人のもう一つの職種である、”楽天市場ECコンサルタント”ですが、楽天市場に参加しているネット店舗のコンサルタント業務となっています。こちらは営業としての側面が強い職種のようです。
ITと営業に興味がある方なら、楽天の求人に応募して見るのもいいかもしれません。